こんばんは。
自分の夢の中くらい勝たせてくれたっていいじゃない。
ということで先月スカイステージで放送されていた、
彩吹真央さんのディナーショー「Thank you」を録画したものを観ておりました。
これは彩吹さんが退団直前に開催されたディナーショーだったんですが、
僕は彩吹さんが本当に大好きだったのです。
水夏希さんが雪組トップだった時代の、
水さん、彩吹さん、そして音月桂さんという男役ピラミッドも大好きでした。
ピエールが宝塚ファンになった2003年頃、
当時花組にいた彩吹さんはちょうど主要な役を演じるようになってきた時期で。
特に衝撃を受けたのが2004年の「アプローズ・タカラヅカ!」で披露した、
アカペラの「アメイジング・グレース」。
アカペラの歌でここまで聴き入ってしまうのは初めての経験というくらい、
本当に本当に素晴らしい歌声でした。
普段の公演ですら泣くことなんて無いピエール、
まして歌を聴いただけで涙を流すなんてあるはずもないんですが、
彩吹さんの歌声は本当に聴いてるだけで泣けてきそうなほどに素晴らしくて。
彩吹さんが歌ってるとどんな曲でもすっごく素敵な曲に聞こえるんですよね~。
たぶん蕎麦屋のお品書きを読み上げてもらっただけでも泣ける気がします(笑)。
彩吹「……もりそば……(`・ω・´)」
ピエール「……っっ!!(TOT)」
って感じで(笑)。
半分冗談で言ってますが、
彩吹さんの声は「もりそば」って読み上げただけでも、
「お金が無くて天ぷらが付けられなかったんだろうなぁ(T^T)」
って想像が膨らむくらい感情がこ込められているんですよね~。
しかしそんな素晴らしい歌声の彩吹さんですが、
「ソルフェリーノの夜明け/Carnevale 睡夢」を最後に、
トップスターにはなれずに雪組の2番手として退団されてしまいました。
このときは本当に本当にショックで……。
彩吹さんがトップになれないなんて信じられなかったんです。
歌だけでなくダンスや芝居も全て素敵で、
見た目だって貴公子系から男くさい役まで幅広くこなせるカッコ良さで、
「この人をトップにせずにどうするんだ!?」と物凄く憤りました。
宝塚ファンになってから今まで、
あと一歩のところまで行きながらトップにはなれずに退団してしまった方はたくさん見てきましたが、
中には正直なところ「トップになるにはちょっと華が足りなかったのかな……」と、
心のどこかで納得できてしまう方もいたりして。
もちろん個人的な見解なので具体名は出しません。
でも彩吹さんに関してはトップになれない理由が、
少なくとも僕の目からは何一つ思い付かなかったんです。
きっと何か大人の事情ってやつなんだろうな……と思いつつ、
それでも本当に納得できなくて。
以前も何度か書いたことがあるかも知れませんが、
僕が死に際の最期に口にする一言は、
「彩吹真央のトップになる姿が見たかった……ぐふっ!」
って言って死ぬだろうと家族にいつも言ってます(笑)。
ちなみにこの「Thank you」には彩吹さんの他に、
当時雪組生で現在は専科の沙央くらまさんと、
彩吹さんと同時に退団した娘役の大月さゆさんが出演されています。
大月さんはあのスター揃いの89期生の一人で、
彩吹さん主演のドラマシティ公演「シルバー・ローズ・クロニクル」では、
ヒロインのヴァンパイアの少女アナベルを演じていました。
しかし正直に言うと最初の頃、というか当時、
ピエールは大月さんがそんなに好きじゃなかったんです(^_^;)
単純にパッと見の印象があまり好みのタイプじゃなかったので、
「彩吹さんがトップになったときの相手役は誰かな~」と想像するときも、
大月さんは僕が個人的に思い描く相手役候補には入ってなかったんですよね。
しかし改めてこの「Thank you」に出演している大月さんを見ていたら。
「シルバーローズ」では彩吹さんの相手役を務めて、
最終的に彩吹さんとまるで「添い遂げる」かのようにいっしょに退団した大月さんが、
何だか無性に愛おしく見えてくるではありませんか。
当時は彩吹さんの相手役にと望んでいたワケではなかったのに、
「彩吹さんと大月さんのトップコンビ、見てみたかったなぁ……」と思っている自分がいたのです。
たぶんこれは、彩吹さんがトップになれなかったからそう思うようになったのかも知れません。
どういうことかと言いますと。
たぶん宝塚ファンの方の多くは2番手以下の推しメンを応援しながら、
「☆☆さんがトップになったときの相手役は○○ちゃんがいいな~」
みたいなことをいろいろ想像されることと思います。
あるいは逆に、「××ちゃんが相手役になるのはちょっと嫌だな……」
と思ったりすることもあるのではないかと。
本当にものすごく失礼な話なのですが、
彩吹さんがトップになると信じて疑わなかった頃、
僕にとって大月さんは「彩吹さんの相手役は大月さんじゃない方がいいな……」と思う側の存在でした。
でもよく考えたらこれって失礼な上にものすごく贅沢な話で。
そもそもトップになれる人がほんの一握りの限られた存在なのに、
その相手役まで「誰が良くて誰は嫌だ」なんて。
けれど今でもそういう感情って持ってしまうんですよね。
現在の各組2番手以下の推しメンの中で、
今の扱いから見て将来確実にトップになるんだろうな~と思える人については、
「相手役はAさんかBさんあたりがいいなぁ、でもCさんはちょっと……」
と心のどこかで思っている気がします。
一方でトップになれるかどうか微妙なラインにいる推しメンについては、
「相手役はこだわらないからとにかくトップにしてあげて!(>_<)」
という、まぁこれはこれで偉そうな話ですが良く言えば「控え目」な思いで応援しているような。
例えばと言うか、あくまで個人的な感覚で例を挙げさせていただくのですが、
北翔海莉さんと妃海風さんのコンビを見ているとこれをすごく感じるのです。
北翔くんのファンの方々って風さまをすごく大事にしているというか、
すごく可愛がっていると思うんですよね。
もちろんそれは風さまの実力が認められているからだったり、
風さま自身のキャラクターが愛されているのもあると思うんですが。
専科生活が長く、全組のトップが北翔くんより下級生になっていた中で、
「北翔くんはこのままトップにはなれないのかな……」と不安になっていたファンの方も多かったと思うんです。
しかしそれでも諦めずにトップの座を掴んだ北翔くんのファンの心情としては、
もう相手役がどうこうとかいうことなんて通り越して、
「風ちゃん、北翔くんの相手役になってくれてありがとう!」という気持ちだったんじゃないかと。
だからこそ自分の大好きなトップスターの相手役のことも心から愛せるんじゃないかなと思うのです。
つまり何が言いたいかと言いますと。
トップスターのファンって結構娘役さんに対して厳しくて、
とりわけ自分の大好きなトップスターの相手役となると、
「何で☆☆さんの相手役が××なんだよ」って思ってしまうことも多いと思うんです。
正直なところ僕も今までそう思っていたことが何度もあります。
でも冷静に考えてみたら、
自分の応援している人がトップスターとして活躍している姿を見られるだけでも、
実はものすごく幸せなことなんですよね。
「彩吹さんがトップになったときの相手役は大月さんじゃない人がいいな」と思っていたこともあったのに、
トップスターにはなれずに退団してしまった彩吹さんの姿を改めて見ていて、
「大月さんが相手役でもいいからトップになって欲しかったな」と(失礼ながら)思うようになり。
そしてディナーショーが終わる頃には、
「むしろ彩吹さんと大月さんのコンビを見たかったな……」と思うようになっていました。
もちろん自分の応援しているスターが最高に輝ける環境を求めるのはファンとして当然ですし、
その条件の一つとして理想的な相手役を求めるのも当然の感情だと思うので、
それは否定するつもりは全く無いですし、
僕自身これからも「☆☆の相手役は○○がいいな~」という話を多々すると思います。
しかしながらこれから自分の推しメンの相手役に不満を感じたときは、
「でもそもそもトップとしての姿を見られることがすごく幸せなんだよな」と、
「そう考えると××さんが相手役を務めてくれていることもすごく幸せなことなのかも」と、
そんな風に前向きに捉えて応援できるようになればいいな~なんて。
彩吹真央さんと大月さゆさんという幻のトップコンビを見ながら思った次第です。
そうは言っても「人々は何でもすぐに忘れる~」ので、
そのうちまた「何で○○さんの相手役がぁ……」みたいなことを言ってしまうと思うんですけどね(^_^;)
まぁ、そんなときはまた彩吹さんの姿と、
蕎麦屋のお品書きを見ていろいろ思い出したいなぁと思います(* ̄∀ ̄*)
川口春奈さんを福士蒼汰さんと奪い合って一瞬で負ける夢を見ました、
宝塚男子ピエールです。
自分の夢の中くらい勝たせてくれたっていいじゃない。
ということで先月スカイステージで放送されていた、
彩吹真央さんのディナーショー「Thank you」を録画したものを観ておりました。
これは彩吹さんが退団直前に開催されたディナーショーだったんですが、
僕は彩吹さんが本当に大好きだったのです。
水夏希さんが雪組トップだった時代の、
水さん、彩吹さん、そして音月桂さんという男役ピラミッドも大好きでした。
ピエールが宝塚ファンになった2003年頃、
当時花組にいた彩吹さんはちょうど主要な役を演じるようになってきた時期で。
特に衝撃を受けたのが2004年の「アプローズ・タカラヅカ!」で披露した、
アカペラの「アメイジング・グレース」。
アカペラの歌でここまで聴き入ってしまうのは初めての経験というくらい、
本当に本当に素晴らしい歌声でした。
普段の公演ですら泣くことなんて無いピエール、
まして歌を聴いただけで涙を流すなんてあるはずもないんですが、
彩吹さんの歌声は本当に聴いてるだけで泣けてきそうなほどに素晴らしくて。
彩吹さんが歌ってるとどんな曲でもすっごく素敵な曲に聞こえるんですよね~。
たぶん蕎麦屋のお品書きを読み上げてもらっただけでも泣ける気がします(笑)。
彩吹「……もりそば……(`・ω・´)」
ピエール「……っっ!!(TOT)」
って感じで(笑)。
半分冗談で言ってますが、
彩吹さんの声は「もりそば」って読み上げただけでも、
「お金が無くて天ぷらが付けられなかったんだろうなぁ(T^T)」
って想像が膨らむくらい感情がこ込められているんですよね~。
しかしそんな素晴らしい歌声の彩吹さんですが、
「ソルフェリーノの夜明け/Carnevale 睡夢」を最後に、
トップスターにはなれずに雪組の2番手として退団されてしまいました。
このときは本当に本当にショックで……。
彩吹さんがトップになれないなんて信じられなかったんです。
歌だけでなくダンスや芝居も全て素敵で、
見た目だって貴公子系から男くさい役まで幅広くこなせるカッコ良さで、
「この人をトップにせずにどうするんだ!?」と物凄く憤りました。
宝塚ファンになってから今まで、
あと一歩のところまで行きながらトップにはなれずに退団してしまった方はたくさん見てきましたが、
中には正直なところ「トップになるにはちょっと華が足りなかったのかな……」と、
心のどこかで納得できてしまう方もいたりして。
もちろん個人的な見解なので具体名は出しません。
でも彩吹さんに関してはトップになれない理由が、
少なくとも僕の目からは何一つ思い付かなかったんです。
きっと何か大人の事情ってやつなんだろうな……と思いつつ、
それでも本当に納得できなくて。
以前も何度か書いたことがあるかも知れませんが、
僕が死に際の最期に口にする一言は、
「彩吹真央のトップになる姿が見たかった……ぐふっ!」
って言って死ぬだろうと家族にいつも言ってます(笑)。
ちなみにこの「Thank you」には彩吹さんの他に、
当時雪組生で現在は専科の沙央くらまさんと、
彩吹さんと同時に退団した娘役の大月さゆさんが出演されています。
大月さんはあのスター揃いの89期生の一人で、
彩吹さん主演のドラマシティ公演「シルバー・ローズ・クロニクル」では、
ヒロインのヴァンパイアの少女アナベルを演じていました。
しかし正直に言うと最初の頃、というか当時、
ピエールは大月さんがそんなに好きじゃなかったんです(^_^;)
単純にパッと見の印象があまり好みのタイプじゃなかったので、
「彩吹さんがトップになったときの相手役は誰かな~」と想像するときも、
大月さんは僕が個人的に思い描く相手役候補には入ってなかったんですよね。
しかし改めてこの「Thank you」に出演している大月さんを見ていたら。
「シルバーローズ」では彩吹さんの相手役を務めて、
最終的に彩吹さんとまるで「添い遂げる」かのようにいっしょに退団した大月さんが、
何だか無性に愛おしく見えてくるではありませんか。
当時は彩吹さんの相手役にと望んでいたワケではなかったのに、
「彩吹さんと大月さんのトップコンビ、見てみたかったなぁ……」と思っている自分がいたのです。
たぶんこれは、彩吹さんがトップになれなかったからそう思うようになったのかも知れません。
どういうことかと言いますと。
たぶん宝塚ファンの方の多くは2番手以下の推しメンを応援しながら、
「☆☆さんがトップになったときの相手役は○○ちゃんがいいな~」
みたいなことをいろいろ想像されることと思います。
あるいは逆に、「××ちゃんが相手役になるのはちょっと嫌だな……」
と思ったりすることもあるのではないかと。
本当にものすごく失礼な話なのですが、
彩吹さんがトップになると信じて疑わなかった頃、
僕にとって大月さんは「彩吹さんの相手役は大月さんじゃない方がいいな……」と思う側の存在でした。
でもよく考えたらこれって失礼な上にものすごく贅沢な話で。
そもそもトップになれる人がほんの一握りの限られた存在なのに、
その相手役まで「誰が良くて誰は嫌だ」なんて。
けれど今でもそういう感情って持ってしまうんですよね。
現在の各組2番手以下の推しメンの中で、
今の扱いから見て将来確実にトップになるんだろうな~と思える人については、
「相手役はAさんかBさんあたりがいいなぁ、でもCさんはちょっと……」
と心のどこかで思っている気がします。
一方でトップになれるかどうか微妙なラインにいる推しメンについては、
「相手役はこだわらないからとにかくトップにしてあげて!(>_<)」
という、まぁこれはこれで偉そうな話ですが良く言えば「控え目」な思いで応援しているような。
例えばと言うか、あくまで個人的な感覚で例を挙げさせていただくのですが、
北翔海莉さんと妃海風さんのコンビを見ているとこれをすごく感じるのです。
北翔くんのファンの方々って風さまをすごく大事にしているというか、
すごく可愛がっていると思うんですよね。
もちろんそれは風さまの実力が認められているからだったり、
風さま自身のキャラクターが愛されているのもあると思うんですが。
専科生活が長く、全組のトップが北翔くんより下級生になっていた中で、
「北翔くんはこのままトップにはなれないのかな……」と不安になっていたファンの方も多かったと思うんです。
しかしそれでも諦めずにトップの座を掴んだ北翔くんのファンの心情としては、
もう相手役がどうこうとかいうことなんて通り越して、
「風ちゃん、北翔くんの相手役になってくれてありがとう!」という気持ちだったんじゃないかと。
だからこそ自分の大好きなトップスターの相手役のことも心から愛せるんじゃないかなと思うのです。
つまり何が言いたいかと言いますと。
トップスターのファンって結構娘役さんに対して厳しくて、
とりわけ自分の大好きなトップスターの相手役となると、
「何で☆☆さんの相手役が××なんだよ」って思ってしまうことも多いと思うんです。
正直なところ僕も今までそう思っていたことが何度もあります。
でも冷静に考えてみたら、
自分の応援している人がトップスターとして活躍している姿を見られるだけでも、
実はものすごく幸せなことなんですよね。
「彩吹さんがトップになったときの相手役は大月さんじゃない人がいいな」と思っていたこともあったのに、
トップスターにはなれずに退団してしまった彩吹さんの姿を改めて見ていて、
「大月さんが相手役でもいいからトップになって欲しかったな」と(失礼ながら)思うようになり。
そしてディナーショーが終わる頃には、
「むしろ彩吹さんと大月さんのコンビを見たかったな……」と思うようになっていました。
もちろん自分の応援しているスターが最高に輝ける環境を求めるのはファンとして当然ですし、
その条件の一つとして理想的な相手役を求めるのも当然の感情だと思うので、
それは否定するつもりは全く無いですし、
僕自身これからも「☆☆の相手役は○○がいいな~」という話を多々すると思います。
しかしながらこれから自分の推しメンの相手役に不満を感じたときは、
「でもそもそもトップとしての姿を見られることがすごく幸せなんだよな」と、
「そう考えると××さんが相手役を務めてくれていることもすごく幸せなことなのかも」と、
そんな風に前向きに捉えて応援できるようになればいいな~なんて。
彩吹真央さんと大月さゆさんという幻のトップコンビを見ながら思った次第です。
そうは言っても「人々は何でもすぐに忘れる~」ので、
そのうちまた「何で○○さんの相手役がぁ……」みたいなことを言ってしまうと思うんですけどね(^_^;)
まぁ、そんなときはまた彩吹さんの姿と、
蕎麦屋のお品書きを見ていろいろ思い出したいなぁと思います(* ̄∀ ̄*)