こんばんは。
美容室でシャンプーされた後に椅子に移動していると店中が「お疲れ様でした~!」って言ってくれますが、
「寝ながらシャンプーされたくらいで疲れるほど軟弱ではない!」と反論したくなります、
宝塚男子ピエールです。
ということで星組の新トップスター北翔海莉さんと妃海風さんの大劇場お披露目公演、
ブロードウェイミュージカル「ガイズ&ドールズ」。
先日実家に帰省した際、昔スカイステージで録画した、
2002年の月組版のビデオを発見したのです!
さらにはしばらく使っていなかったビデオデッキが動いたのです(笑)!
ちなみに海外ミュージカルの例に漏れず、
この「ガイズ」も著作権的に結構厳しい作品らしく、
スカイステージで最後に放送されていたときも「これが最後の放送です!」と言っていました。
なのでもしかしたら2002年版が放送されることはもう無いのか、
はたまた今回の再演を機にまた観ることができるのか、
どちらにしても貴重な映像には違いないと思うので、
ビデオテープが壊れないうちにDVDにダビングしたいな~とか思っております。
という訳でこれを機に「ガイズ」の予習をしてまいりました。
ストーリーの概要は公式サイトにも掲載されていますが、
ネタバレにならない程度に事の始まりをざっくり説明させていただきますと……。
ギャンブル大好きなプレイボーイの主人公のスカイ。
悪友のネイサンから「俺の指名する女を口説いてハバナへ連れて行けるかどうか賭けようぜ!」と言われ、
「そんなもん俺にかかれば誰でも付いてくるに決まってるじゃないか」と、
スカイは自信たっぷりに受けて立ってしまいます。
しかしネイサンが指名したのは堅物で有名な救世軍の女の子サラ。
救世軍というのは神の教えを広めて罪深き人たちを更生させようという人たちのようです。
要するにサラにとってはギャンブルに溺れるスカイたちこそ更生させる必要があるターゲット。
そう簡単にギャンブルに明け暮れるスカイからのデートの誘いなんかに乗るわけがありません。
だがここで諦めたらスカイの名が廃ると、
何とかしてサラをハバナへ連れ出そうとスカイは彼女へのアプローチを試みます。
果たしてスカイはサラを口説き落とすことができるのか?
という感じで始まるコメディタッチの物語です。
とりあえず当時の配役を、今回発表されているものと並べて見てみます。
実は当時この作品をスカステで観たときは正直、
「よく意味が分からない……」という感想だったんです(笑)。
というのもその頃は僕が宝塚デビューして間もない時期で、
ミュージカルというものに対して適応しきれてなかったんだと思います。
まして僕のデビューは石田昌也先生の「傭兵ピエール」。
石田先生と言えば良くも悪くも、
「歌いま~す!」という感じで銀橋に登場してソロが始まったりする、
すごく分かりやすい作品でデビューしていたのです。
一方で海外ミュージカルであるこの「ガイズ」は、
「エリザベート」ほどではないものの歌が多くて結構唐突に歌い出す、
世間一般でイメージされるミュージカルの典型ではないかと。
さらに翻訳にありがちな日本語にない独特の言い回しだったり、
ストーリーと直接関係なさげな歌詞が多かったり、
何かと気になる箇所が多くて話が入って来なかったんですよね。
しかしながら宝塚13年目にして久しぶりにこの作品を観て、
「あー、こういう話だったんだ~」とようやく分かった気がします(笑)。
関係なさげな歌はBGM的な感じで聴いていればいいんだ、
というのも今なら分かるようになったみたいです。
ちなみに個人的に当時観たとき一番印象に残っていたのが、
主役のスカイでもなくヒロインのサラでもなく、
きりやん(霧矢大夢さん)の演じていたアデレイドだったんです。
男役が演じる女役ということで目立っていたというのもあるんですが、
今回改めて観ていてもやっぱりアデレイドが際立っていた気がします。
そのことを姉に言ったら、
「きりやんだけ突出して歌が上手いから浮いてるんじゃん?」
という辛辣ながらも的を射ている分析が返って来ました(笑)。
紫吹さんは決して歌が下手ではなかったんですが、
逆に上手かったかというとそこまで……という感じだった気がします。
たしかダンスが上手だったと退団間際によく聞きましたが、
個人的にはあの唯一無二のキザっぷりが最大の武器であり魅力だったのではないかと。
ヒロインの映美さんも当時のトップ娘役としては超若かったこともあり、
実力云々より初々しさが魅力だったような。
一方で今回の再演では北翔くんと風さまという歌唱力に定評のあるお二人なので、
歌に関してはかなり聴きごたえがある再演になるんじゃないかなーと。
逆に紫吹さんは圧倒的なスター性とオーラで、
宝塚きってのプレイボーイがハマる方だったと思っているので、
キャラクター的にはスカイそのものだった気がします。
そのプレイボーイのスカイという役を、
最近は渋めの役が多かった北翔くんがどのように作り上げるのかも注目ですね。
それから気になっているのが七海ひろきさんの配役。
改めて観ていたところ、たぶんナイスリーかな~って予想しているんですが。
ちなみにナイスリー、ベニー、ラスティはスカイの仲間で、
色違いのチェックのスーツを着ている三人組でした。
やっぱり主要4キャストに比べるとかなり出番は少なくなってしまうので残念。。
それとやっぱり楽しみなのはアデレイドを演じる礼少年。
超実力派とは言ってもまだ新公学年の少年が、
あの難役アデレイドをどこまで完成させて見せてくれるかワクワクします。
ちなみにサラとアデレイド二人きりの結構長いシーンがあるのですが、
今回は風さまと少年の同期コンビでこのシーンが演じられるということに!
良く考えたらまだ新公学年なのに全然心配にならず、
むしろこんなに楽しみにさせてくれる二人って本当にすごいですよね。
そんな感じでまだ星組版が始まるのはだいぶ先のことですが、
改めて2002年版を観られたことでワクワク感がどんどん高まっております!
美容室でシャンプーされた後に椅子に移動していると店中が「お疲れ様でした~!」って言ってくれますが、
「寝ながらシャンプーされたくらいで疲れるほど軟弱ではない!」と反論したくなります、
宝塚男子ピエールです。
ブロードウェイミュージカル「ガイズ&ドールズ」。
先日実家に帰省した際、昔スカイステージで録画した、
2002年の月組版のビデオを発見したのです!
さらにはしばらく使っていなかったビデオデッキが動いたのです(笑)!
ちなみに海外ミュージカルの例に漏れず、
この「ガイズ」も著作権的に結構厳しい作品らしく、
スカイステージで最後に放送されていたときも「これが最後の放送です!」と言っていました。
なのでもしかしたら2002年版が放送されることはもう無いのか、
はたまた今回の再演を機にまた観ることができるのか、
どちらにしても貴重な映像には違いないと思うので、
ビデオテープが壊れないうちにDVDにダビングしたいな~とか思っております。
という訳でこれを機に「ガイズ」の予習をしてまいりました。
ストーリーの概要は公式サイトにも掲載されていますが、
ネタバレにならない程度に事の始まりをざっくり説明させていただきますと……。
ギャンブル大好きなプレイボーイの主人公のスカイ。
悪友のネイサンから「俺の指名する女を口説いてハバナへ連れて行けるかどうか賭けようぜ!」と言われ、
「そんなもん俺にかかれば誰でも付いてくるに決まってるじゃないか」と、
スカイは自信たっぷりに受けて立ってしまいます。
しかしネイサンが指名したのは堅物で有名な救世軍の女の子サラ。
救世軍というのは神の教えを広めて罪深き人たちを更生させようという人たちのようです。
要するにサラにとってはギャンブルに溺れるスカイたちこそ更生させる必要があるターゲット。
そう簡単にギャンブルに明け暮れるスカイからのデートの誘いなんかに乗るわけがありません。
だがここで諦めたらスカイの名が廃ると、
何とかしてサラをハバナへ連れ出そうとスカイは彼女へのアプローチを試みます。
果たしてスカイはサラを口説き落とすことができるのか?
という感じで始まるコメディタッチの物語です。
とりあえず当時の配役を、今回発表されているものと並べて見てみます。
役名 | 2002年 | 2015年 |
---|---|---|
スカイ | 紫吹淳 | 北翔海莉 |
サラ | 映美くらら | 妃海風 |
ネイサン | 大和悠河 | 紅ゆずる |
アデレイド | 霧矢大夢 | 礼真琴 |
ビッグ・ジュール | 汐美真帆 | - |
ナイスリー | 大空祐飛 | - |
ベニー | 月船さらら | - |
ラスティ | 北翔海莉 | - |
実は当時この作品をスカステで観たときは正直、
「よく意味が分からない……」という感想だったんです(笑)。
というのもその頃は僕が宝塚デビューして間もない時期で、
ミュージカルというものに対して適応しきれてなかったんだと思います。
まして僕のデビューは石田昌也先生の「傭兵ピエール」。
石田先生と言えば良くも悪くも、
「歌いま~す!」という感じで銀橋に登場してソロが始まったりする、
すごく分かりやすい作品でデビューしていたのです。
一方で海外ミュージカルであるこの「ガイズ」は、
「エリザベート」ほどではないものの歌が多くて結構唐突に歌い出す、
世間一般でイメージされるミュージカルの典型ではないかと。
さらに翻訳にありがちな日本語にない独特の言い回しだったり、
ストーリーと直接関係なさげな歌詞が多かったり、
何かと気になる箇所が多くて話が入って来なかったんですよね。
しかしながら宝塚13年目にして久しぶりにこの作品を観て、
「あー、こういう話だったんだ~」とようやく分かった気がします(笑)。
関係なさげな歌はBGM的な感じで聴いていればいいんだ、
というのも今なら分かるようになったみたいです。
ちなみに個人的に当時観たとき一番印象に残っていたのが、
主役のスカイでもなくヒロインのサラでもなく、
きりやん(霧矢大夢さん)の演じていたアデレイドだったんです。
男役が演じる女役ということで目立っていたというのもあるんですが、
今回改めて観ていてもやっぱりアデレイドが際立っていた気がします。
そのことを姉に言ったら、
「きりやんだけ突出して歌が上手いから浮いてるんじゃん?」
という辛辣ながらも的を射ている分析が返って来ました(笑)。
紫吹さんは決して歌が下手ではなかったんですが、
逆に上手かったかというとそこまで……という感じだった気がします。
たしかダンスが上手だったと退団間際によく聞きましたが、
個人的にはあの唯一無二のキザっぷりが最大の武器であり魅力だったのではないかと。
ヒロインの映美さんも当時のトップ娘役としては超若かったこともあり、
実力云々より初々しさが魅力だったような。
一方で今回の再演では北翔くんと風さまという歌唱力に定評のあるお二人なので、
歌に関してはかなり聴きごたえがある再演になるんじゃないかなーと。
逆に紫吹さんは圧倒的なスター性とオーラで、
宝塚きってのプレイボーイがハマる方だったと思っているので、
キャラクター的にはスカイそのものだった気がします。
そのプレイボーイのスカイという役を、
最近は渋めの役が多かった北翔くんがどのように作り上げるのかも注目ですね。
それから気になっているのが七海ひろきさんの配役。
改めて観ていたところ、たぶんナイスリーかな~って予想しているんですが。
ちなみにナイスリー、ベニー、ラスティはスカイの仲間で、
色違いのチェックのスーツを着ている三人組でした。
やっぱり主要4キャストに比べるとかなり出番は少なくなってしまうので残念。。
それとやっぱり楽しみなのはアデレイドを演じる礼少年。
超実力派とは言ってもまだ新公学年の少年が、
あの難役アデレイドをどこまで完成させて見せてくれるかワクワクします。
ちなみにサラとアデレイド二人きりの結構長いシーンがあるのですが、
今回は風さまと少年の同期コンビでこのシーンが演じられるということに!
良く考えたらまだ新公学年なのに全然心配にならず、
むしろこんなに楽しみにさせてくれる二人って本当にすごいですよね。
そんな感じでまだ星組版が始まるのはだいぶ先のことですが、
改めて2002年版を観られたことでワクワク感がどんどん高まっております!